文殊山 越前五山の中心 その弐 楞厳寺から室堂(小文殊)
文殊山の説明を少し、引き続き楞厳寺でいただいたプリントを参考にさせていただきます。
文殊山(標高365m)、奈良時代の初め泰澄大師が 大唐・五台の峯を文殊山に移し、大師自ら文殊菩薩を刻んで祀り、さらに聖観音菩薩(室堂、小文殊)、阿弥陀如来(奥の院)も刻み安置したと伝わります。
楞厳寺の手前に登山客用の駐車場があります。
楞厳寺の右手から登山道が始まります。貸し出し用の杖も用意してありました。
道の状態が悪いと看板にあったので、本道からショートカットの脇道に入りました。
穏やかな上り坂です。
案内板はとてもたくさんあり、道に迷うことは無いと思います。それだけ登る人の多い山なんですね。
登山道はとても広く、しっかり固められています。車が走れそうなほど(笑)森の中の遊歩道といった感じでしょうか。
三番はげの手前から本道に戻りました。
登ったのは7月のとても暑い日。数日前大雨が降り道のところどころに流された草木が残っていました。
ツチノコ坂の休憩所、少しだけ勾配がきつくなりました。
ツチノコ坂の名前の由来は、ここでツチノコと出会ったからだったんですね。ストレートなネーミングです。
でも、若い方はツチノコって知らないでしょうね。
道はまた穏やかな登りに。
他の登山道(帆谷コース、二上コース)との合流地点、案内板があるので迷いません。大村コース(楞厳寺から登るコース)以外からもたくさんの登山客の方とお会いしました。
地図で見ると七曲坂あたりでしょうか。
案内板以外にもこんな看板が、そこここにあります。
登り始めて30分弱で室堂(小文殊)に到着しました。トイレもあり室堂の前は広場になり休憩所もあります。
室堂。聖観世音菩薩が祀られています。修験式で勤行させていただきました。
室堂前の立派な天狗杉。「天狗」と付くところがいかにも修験の山ですね。